フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス2024

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2021年秋の推進宣言。左から、麻生泰(九経連会長)、服部誠太郎(福岡県知事)、片峯誠(飯塚市長)、石丸修平(FBA会長)

FBA(フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス)は、産学官連携で取り組むブロックチェーンによる、まちづくり&人づくりを推進するチームです。

2021年秋。福岡県の中心地である飯塚市が、世界をブロックチェーンでリードする都市へと発展するため、大々的に「飯塚市ブロックチェーン推進宣言」を行いました。2030年には、ブロックチェーンがあらゆる人々のあらゆる生活シーンを支えることになるという将来を見据え、「ブロックチェーン人材の育成」や「場の醸成」、「産業クラスターの組成」などを、ここ福岡・九州からチャレンジする。

これから世界を牽引する領域、インターネットの次世代のテクノロジーの主役は、AI、バイオ、宇宙、そして、ブロックチェーンだと言われています。かつて、エネルギーの主役であった石炭は、九州・福岡の中心地である筑豊で採掘(コール・マイニング)され、一国の世界を支えた存在でした。そして、今、半世紀の時を超え、同じ九州・福岡の筑豊で、「ブロックチェーン」という「情報技術の採掘(データ・マイニング)」が行われ。日本の未来のエネルギー源を発しています。世界を変えるため、そして人々の生活を支えるために。

フクオカ・ブロックチェーン・アライアンスでは、ブロックチェーンを基軸とした「人材育成」、「企業誘致」、「創業支援」などを通じて、福岡県にブロックチェーンの産業クラスター(産業集積)「ブロックチェーン・バレー」を形成し、世界に誇れる地域づくりを志しています。

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EVENT OUTLINE

設立から間もなく4年となる11月29日、FukuokaBlockchainAlliance/フクオカ・ブロックチェーンアライアンス(FBA)では初となるイベント『フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス2024』を開催しました。

なお本イベントは、前日に行われた「福岡県ブロックチェーンフォーラム」との連携開催となります。

実施概要
開催日時:2024年11月29日(金)14:30〜18:30
開催場所:飯塚市役所1階(多目的ホール/80席程度)
会費:無料
主催:フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス(FBA)
共催:福岡県、福岡県未来ITイニシアティブ、飯塚市、福岡地域戦略推進協議会
協力:株式会社chaintope、株式会社カグヤ、幻冬舎、九州工業大学、近畿大学

プログラム
1.FBAの活動の概要
2.会員各社のブロックチェーンの取り組み
3.パネルディスカッション
<登壇者>
フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス会長石丸修平
株式会社chaintope代表取締役CEO正田英樹
株式会社幻冬舎「あたらしい経済」編集長設楽悠介
みんなの銀行CXOオフィス渋谷定則
株式会社カグヤ代表取締役社長野見山広明
株式会社BLOCKSMITH&Co.代表取締役社長CEO真田哲弥
渋谷Web3大学株式会社社長兼CEO北村元(hajimex)
株式会社プラグテックCEO舩本俊隆
株式会社ワーキングハセガワ代表取締役長谷川伸一
アビスパ福岡株式会社執行役員平田剛久
株式会社オープンゲート代表取締役中山雄介
トヨタファイナンシャルサービス(株) 落合修平
福岡地域戦略推進協議会ディレクター片田江由佳

MESSAGE

設立から間もなく4年、FukuokaBlockchainAlliance/フクオカ・ブロックチェーンアライアンス(FBA)初めてとなるイベント『フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス2024』を、昨日行われた福岡県ブロックチェーンフォーラムと協力し本日開催することとなりました。 そこで、あらためてFBA設立に至る背景や取り組みについて紹介したいと思います。 飯塚市は、古くは炭鉱で栄えていましたが、エネルギー革命により、次の時代の産業とまちづくりをどのようにしていくかを常に模索してきたエリアだと言えるでしょう。 代表的な例が近畿大学や九州工業大学といった大学誘致による「学園都市」としてのまちづくりです。大学誘致によって現在の飯塚市学生数人口比は政令市並みの3.2%となり、学生や若者がまちを支える活力になっているという特性を持つことになりました。 また、国によるアジアIT特区の認定によりIT先進地としての役割を担うとともに、様々な起業家の方々や新しい価値を生み出す人たちが次の時代を担っていく「情報産業都市」も目指す取り組みも進めています。 こういった政策によって飯塚市ではIT技術者や研究者などの担い手が多数輩出されるとともに大学発ベンチャーも次々と生まれてきており、これらの様々な営みがこのまちの次なる方向性を支えるポテンシャルになってくるだろうと考えています。 このような中、世界では暗号化技術を活用して取引履歴の改ざんやデータ破壊などを困難にするブロックチェーン技術を活用した様々なサービスの実装が始まってきました。

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ACTIONS

株式会社プラグテック

代表取締役CEO 舩本俊隆

「次世代駐車場事業」
(飯塚市 先端情報技術実証実験サポート事業)

駐車から社会を動かす!
昭和から変わらない「駐車券」「現金精算」「ハードウェア偏重」に伴う様々なストレス・コストが、利用者・事業者双方にとっての大きな課題です。

駐車場利用・運営における摩擦をなくすソフトウェア型・駐車場サービス。『顔パス駐車』をブロックチェーンで実現します。

株式会社ワーキングハセガワ

代表取締役 長谷川伸一

「DIGITAL PRODUCT PASSPORT」

アパレル業界では、劣悪な労働環境や、廃棄後の衣類が適切に処理されず、廃棄物問題を引き起こすなど、多くの課題に直面しています。

製品の環境影響やサプライチェーン情報をブロックチェーンで記録し、データの改ざんを防止。
信頼性の高い情報を消費者や企業に提供します。

アビスパ福岡株式会社

執行役員平田剛久

「アビスパ DAO」

アビスパ DAO は、「Web3 × スポーツ」の力で、福岡から世界に広がるイノベーションモデルを共創しています。

J1に定着し悲願だったタイトルも獲得したアビスパ。地域に根ざし土台が整ってきた今だからこそ、さらなる高みを目指そうという取り組み。
クラブや地域の課題を、アビスパ福岡とメンバーが共同で解決していくオンラインコミュニティです。

トヨタファイナンシャルサービス株式会社

BCグループ VP 落合修平

「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」

トヨタ・ブロックチェーン・ラボは2019年に設立されたトヨタグループ横断のバーチャル組織・コミュニティ。
NFTスタンプラリーやNFTデジタルチケット、地方創生DAOなどを軸に、トヨタGならではのモビリティアセットを活用しつつ、交通事業領域にとどまらない業種との広域連携で、魅力ある観光資源を発掘し、リアル&バーチャルの両面から賑わいある九州の実現に貢献します。

株式会社Sake Treasures

代表取締役 中山雄介

「Craft Your SAKE story」
〜福智町クラフトサケ醸造所プロジェクト

日本酒は、まさに日本文化を象徴する存在です。
その価値は各地方が持つ独自性に根ざしており、各地で培われた歴史や風土が一杯の酒に宿っています。

私たちは、地方がもつ魅力を再発見し、日本酒を通じて世界へ発信していくことで、埋もれた文化資産を再構築し、新たな形で日本文化の未来を切り開いていきます。

CryptoGames株式会社

ブロックチェーンエンジニア 高橋祐貴

「Superteam Japanの活動と福岡との関わりについて」

Superteamは、世界13カ国につくられている Solana(時価総額第4位の暗号資産)エコシステムを広めるチームです。

キャッチコピーは「暗号資産は、買うのではなく稼ごう」。定期的にイベントやハッカソンを実施しつつコミュニティの輪を広げながらSolanaや開発者を育んでいます。

徳積財団

野見山広明

「徳が循環する真の経済の実現」

現代の消費搾取優先の消耗型資本主義ではなく、
人々の徳によって循環する愛のある懐かしい経世済民を真に新しくすること。

そして日本や子孫たちの未来を豊かにする仕組みを
ブロックチェーンの技術と自律分散によって調和させる取り組みを行っています。

株式会社BLOCKSMITH&Co.

代表取締役社長CEO 真田哲弥

渋谷Web3大学株式会社

社長兼CEO 北村元

「QAQA-BO」
〜ブロックチェーンで実現する革新的な防災ソリューション〜
防災を身近に、楽しく

「一人でも多くの大切な人の命が救われる」
行き当たりばったりな防災をブロックチェーンの力で日常化させる挑戦です。

PANEL DISCUSSION

ブロックチェーンの現在と未来への課題
国際金融都市福岡との親和性

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